【ゼンタングル】道具『擦筆』のこと

Tangle Report

ゼンタングルでは細かい箇所に陰影を付けるときに擦筆(さっぴつ)を使用します。

ペンで描いた後、最後に擦筆でぼかしを入れることで、奥行きが感じられ表現の世界が広がります。

擦筆とは?

もともと擦筆は木炭デッサンや鉛筆デッサンで多く使用される画材です。

木炭や鉛筆で描写した上から擦筆を押さえつけたり、ねかしてこすったり、立ててこすったりすることで、画面に効果を生み出す道具で、ゼンタングルにおいても用途は同じです。

ゼンタングルで使用する擦筆は硬い紙を巻いて作ってあり、画面の調子を整える時に使用します。

擦筆の使い方

描画中、画面を直接指でボカすと指の脂が画面についたり、細かい部分は指では対応できないので、ピンポイントで部分的にぼかしたり、弱めたりするときに使います。

擦筆の先端でこすることで、色をぼかしたり塗り広げたりすることで凹凸を強調させます。

擦筆は一番最後の仕上げの段階で使用し、多用することはお薦めしません。

全体的なバランスからトーンの調子などを考慮したうえで使うべき場所を考えるべきだと思います。

擦筆で描写した部位は、ある一定のトーンを作りますがゼンタングルにおいては消しゴムなどで修正するといったことはしないので適材適所を心がけたいです。

擦筆の寿命

ゼンタングルで使用する擦筆は紙でできていて、鉛筆っぽい形をしています。

ずっと使っていると擦筆の先端が汚れてきたり、摩耗してだんだん潰れて太くなってきます。

  • 汚れや先端の変形はどうすればいい?
  • そのまま放置して使い続けるの?
  • 鉛筆削りで削ってもいいの?

という擦筆の寿命について考えてみました。

そもそも、この擦筆というのはもとも消耗品なので、基本は使いにくくなってきたら新しいものを新調するというのがベストだとおもいますが、そう簡単に捨ててしまうのもためらいますよね。

消耗品と言えども、なるべく長く使いたいです。

擦筆の寿命を伸ばしたい

 

こちらの擦る筆は1ヶ月使用したわたしが使用している擦筆です。

タイル30枚ほどで使用ましたが、その間一度も手入れをしていません。

鉛筆の黒ずみや先の消耗が目立ちます。

対策① 消しゴム(又は練り消し)で消す

あまり力を入れすぎると擦筆の先端が潰れてしまうので潰れないようにやさしく消します。

包丁を研ぐときの原理で、消しゴムを置き、上から擦筆を斜めにこすりました。

凸凹の汚い消しゴムを使いましたが、逆に凸凹がいい仕事をしてくれた気がします^^

対策②カッターナイフで削る

 

試しに消しゴムで消したあとに、カッターナイフで削ってみました。

カッターで鉛筆を削るような感じです。

カッターの刃は、折って切れ味のいい状態でやりました。

先端の鉛筆の色はだいぶキレイになりましたが、カッターで汚れをそぎ落とす際に力が入るので、先端が柔らかくなってしまう難点があります。

汚れは幾分か取れてスッキリしました。

擦筆を使い分ける

今回お試しで、擦筆を無理やりキレイにしてみましたがあまりにも先端の汚れや消耗が激しくなったときはやはり、新しいものを用意したほうがよさそうです。

  • キレイに陰影を入れたいときは、先の尖った擦筆を使う
  • 大ざっぱにぼかしを入れたいときは古い擦筆を使う

など用途によって使い分けするというのも方法も一つです。

鉛筆削りで削るというのは、ちょっと勇気がなくてできませんでしたが、「もうこれ以上どう考えても使えない」という擦筆が出てきたら試しに鉛筆削りを使ってみようとおもいます。

結構長持ちますが、摩擦で先の形が崩れてそろそろ寿命かもとおもったらためらわず新調したほうがいいかもしれません。